FISM2006年のカード部門のチャンピオン、ヘルダー・ギマレスの日本語字幕付きDVD。トリックの解説だけではなく、構成や考え方、演劇からの学びなど幅広いコンテンツになっております。
現象
4・フォア・フォー
適当に選んだカードを見てみると、数字が4のカード。これを裏返すだけで、4枚のAになります。
ヘルダー・スケルター
最初に4枚の予言をデックから出します。観客に1枚選んでもらった後、予言を1枚ずつ見ていくとすべて観客のカードになっています。
スカルプチャー
ジョーカーを使って観客のカードを当てます。離して入れておいたジョーカーが、広げるたびに近づいていき、最後にはジョーカーの間に1枚だけカードが残ります。
ナマケモノ
Aを出していきますが、途中でKが出てきます。最初に出したAを見てみると、すべてKに変化しています。 そこからデックを表と裏に分けて混ぜ合わせますが、おまじないをかけると向きがすべてそろい、4枚のAだけ裏返っています。
インビジブル・スレッド
「見えない糸」を使った、非常にビジュアルでクリーンなポール・ハリスの「リセット」のバリエーション。
アベルト・コート
オープン・トラベラーとカード・トゥ・ポケットを組み合わせた演技。カードが移動したり、ジャケットのポケットから出てきます。
カーディシャン・コーディネート
観客に改めてもらったサイフに適当なカードを入れておきます。そしてカードにサインしてもらい、マジックを演じていると途中でサインしたカードが消えています。サイフに入れたカードを見てみると、中から観客がサインしたカードが出てきます。
メリー・アンドリューズ(エキストラ)
非常にクリーンなツイスティング・エーセス。4枚のジョーカーが、表になったり裏になったりします。
エース・アンド・グラス
マジック・キャッスルでの演技。2枚の黒と赤のAが一瞬で入れ替わります。ここで解説される理論だけでもこのDVDを買う価値があります。
カードとサインとグラス(演技のみ)
赤と青のデックを使ったカード・アクロス。2人にサインしてもらったカードが、違う色のデックへ見えない飛行をします。 さらに隠しメニューとして2つのボーナス・マジックが収録されています。見つからない場合は、お気軽にお問い合わせ下さい。
※オリジナル版とは違う場所に隠しメニューがあります。
インタビュー
アドバイス
ヘルダーから皆さんへお送りする、とても耳が痛いアドバイス。
マジックとの出会い
ヘルダーはどのようにマジックと出会い、何を考えてマジックと向き合ってきたのか?マジックとの接し方や距離感は非常に参考になります。
リハーサルについて
どのようにリハーサル(通し練習)をするか。10代の頃からさかのぼり、その秘訣を語ります。
演技の構成
本編で収録されている演技が、どのような流れを経て構成されたかを説明します。マジックを大切にしているヘルダーならではの考え方。
なぜカード・マジックなのか
「カードには無限の可能性がある」と語るヘルダー。なぜここまでカードに惹かれるのかを、生い立ちから語ります。
演劇について
4年間大学で学んだ演劇が、どのようにマジックに活かされているか。愛好家のみならず全パフォーマー必見。
マジックの古典的なプロット
古典好きのヘルダーが語る、古典の魅力と古典へのアプローチの仕方。「改案とはこういうことか」と思うことでしょう。
演じること
なぜか観客から「見えた」と言われた以前のヘルダー。観客に演じることとは、いったいどういうことか。